生産者情報
ジョン アルマンサは、2003年にラングドックでワイン造りに取り組むロック ダングラードのレミ ペドレノ氏と出会い、彼の元でブドウ栽培の補助を通じて、自然環境やテロワールへの愛情、ビオディナミへの好奇心、ワイン造りの情熱を抱くようになります。
そして、2012年に友人とともに土地を購入し、養蜂、野菜や果物の栽培をはじめ農家としてのキャリアをスタートさせます。当時は主にオリーブの栽培を生活の主な糧としていました。
レミ ペドレノ氏の元で働いて以来、胸に抱き続けていたワイン造りへの情熱ですが、当初は金銭的な余裕もなく、適当な畑が見つからなかったこともあって、なかなか実現には至りませんでしたが、そんな中ついに、2015年に念願の畑を手に入れ、自身の初ヴィンテージとなるワインを手がけます。
ワイン造りへのきっかけは、レミ ペドレノ氏の存在でしたが、実際のワイン造りの師となったのは、同じラングドックでワイン造りを続けているフィリップ ピバロ氏(ドメーヌ ピバロ)でした。ジョン アルマンサが、ちょうど畑を手に入れたタイミングで出会い、自然派ワイン造りの道を歩み始めます。その他にも近隣のエリック ピュフェリン(ラングロール)やアクセル プリュファー(ル トン デ スリーズ)、アラン アリエ(ムレシップ)、ヴァランタン ヴァルスなどからも大好きな仲間として多くを学び、自身のワイン造りへと反映させていきます。
現在ではいくつかの小さな区画を含め、ビオディナミ栽培された樹齢35年のサンソーを筆頭に、計2ヘクタール所有しています。
商品紹介
砂利の混じった粘土石灰質土壌に植えられた、平均樹齢35年ほどのサンソーを用いて造られたワインで、栽培はビオディナミを採用。しかし2015年に畑を取得する前は現代的農業を取り入れていたオーナーが管理していたため、畑を取り巻く環境や土壌の状態が良い状態に転換する最中でしたが、5年が経過し、次第に良い効果が現れ始めました。
ラングドック特有の鈍重な味わいを避けるため、剪定の時期を極限まで遅くし(例年4月頃)、収穫時期に過熟とならないように気をつけたとのこと。フレッシュさと飲み心地の良さを残し、シンプルな味わいながらもスルスルと飲めるワインを目指しました。ブドウの収穫は手摘みで行われ、グラスファイバー製のタンクを用い自然酵母のみで発酵させ、9カ月熟成。サンスフルで仕上げています。So2フリー7mg/L以下、So2トータル10mg/L以下。
キュヴェ名は、Zou(進む) Mai(再び)という意味を意味していますが、転じて「かかってこい!」という意味もあり、イギリスのパンクロッカーが好んで使っていた言葉との事。なおエチケットには、恵みと脆さと豊かさのシンボルであるというタツノオトシゴがあしらわれています。
クリアで淡いガーネット色の外観。例年と違い、グルナッシュがブレンドされたゾウ マイ。例年よりもナチュラルっぽい香りが前面に飛び込んできます。徐々にスミレやバラと言った赤系の花由来のフローラルさに加え、ブルーベリー、ダークチェリーと言った小粒系果実の香りに溢れ、次第にローズヒップ、ハイビスカス、温かみのある東南アジア系スパイス、少々のハーブと言ったアクセントを感じるように変化していきます。
味わいは昨年までと違い、少々しっかりめ。ダークチェリーを噛じっているかのような瑞々しい果実の味わいに加え、土のフレーヴァーを感じ、グルナッシュ由来の存在感を感じられます。細かなタンニンが心地よく全体を締めており、唯の緩々ワインとは違ったテクスチャーを感じられます。
余韻も軽やかながら程よく感じられ、時間とともに果実感が口腔内でジワジワと迫り上がります。春から初夏にかけて温度低めにして、軽やかでフレッシュな味わいを楽しむにはピッタリのワインです。
容量 |
750ml |
タイプ |
赤 |
度数 |
12% |
地域 |
フランス / ラングドック |
生産者 |
ジョン・アルマンサ |
ブドウ品種 |
サンソー90%、グルナッシュ10% |
その他 |
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