生産者情報

ドメーヌアンリ&ジル・ビュイッソンは12世紀からサンロマンでぶどう栽培を行ってきた。ブルゴーニュ公国の1番古い城跡の隣に畑を持っている由緒ある蔵元は、現在で8代目。先代ジルと先々代アンリの名前が現在の蔵元の由来。当時ワインは樽や容器に入れられるのが一般的だったが前衛的だったアンリはワインを瓶に入れ名前をラベルに貼り付けた。自家生産から瓶詰めまで行ったのはブルゴーニュでも比較的早く、同地区では最古の蔵元。

ドメーヌのこだわりはぶどうの栽培にある。現当主フレデリックはビオディナミで有名な蔵元ドメーヌ・ルフレーヴでの研修を許され、ぶどう栽培、醸造を学びそれに近い方法を自分の蔵で採用している。2009年にエコセールを取得。2012年にはABマークを取得。これらの認証が良い造り手に継承されてきた証明となっている。

畑には6種類から10種類の雑草が生えているが、まさにこれが自然派の証。農薬等使用した畑では耐性のついた2種類程度の雑草しか見られないそう。もちろん葡萄の木の周りは手作業で丁寧に摘み取られている。ワインに使われる樽のメーカーは地元サンロマンに本拠地を構え、あのロマネコンティにも使用される「フランソワ・フレール」社の樽を筆頭にフランス、ロシア、アメリカと様々な樽を使用することで複雑味を加える。

商品紹介

手摘み収穫。収穫の90％を除梗、軽く破砕する。醸しとアルコール発酵は長め。アルコール発酵は天然の土着酵母にて行われる。フランス産のオーク樽で12ヵ月熟成。天然の土着バクテリアと共にマロラクティック醗酵。シュールリにて熟成。紫がかった赤色。数年の瓶熟成を経るとルビー色、オレンジ色を帯びてくる。若々しさの残る野性味あふれるベリー系の香り。ピノノワールの特徴がよく表れている。口に含むと香りの印象に遭ったベリー系のピュアな果実のニュアンスに加え、やさしくふくよかな樽のバニラ的なニュアンスが程良くマッチする、とてもバランスが良く、安定感のある上質のブルゴーニュ・ルージュ。

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