【クラフトビール】地元農家とブルワリーのコラボ、“柚子 Saison 2024”を味わう(2025/1/17)#17

ヨロッコビールさんの“柚子 Saison 2024”を飲みました。毎年この時期にリリースされるビールで楽しみにしています。
“柚子 Saison 2024”
Style: Saison/Farmhouse Ale
ABV: 5.5%
毎年恒例の柚子を使ったセゾン。今年も藤沢の渡貫農園(別名Buscape Farm)さんにて柚子を収穫させていただきました。今年も100kgの柚子を収穫。ブルワリーに持ち帰り、綺麗に洗ったのちスタッフ総出で皮剥き作業。丁寧に柚子の表皮をピーラーで剥き、それを天日干しにします。根気のいる作業ですが、こうすることで柚子のフレーバーの一番よいところを凝縮できるように思っています。この数日間は、ブルワリー内は柚子の爽やかな香りでいっぱいになります。普段はなかなか味わうことのできない、こうした原料加工のプロセスを存分に感じながら過ごす日々です。
天日干しの済んだ果皮をビールに漬け込むことで、凝縮されたフレーバーが液体へと解き放たれます。
結果として、とても爽やかでリフレッシングながら、柚子の天然の味わいがたっぷりと感じられる一杯になっています。ぜひ新春にお楽しみください。
スタイルは Saison/Farmhouse Ale(セゾン・ファームハウスエール)「Saison」はフランス語で「季節」を意味し、もともと農業の作業期(特に夏)に飲むために冬や春に仕込まれたビールです。クラフトビールは様々なスタイルがありますが、個人的にはこのセゾンは飲みやすくて好きなタイプの一つです。
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特徴:
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貯蔵性を高めるためアルコール度数が高め(通常5〜7%)。
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地元の原料やハーブを使用し、農家ごとに独自のレシピを持つ。
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軽やかな飲み口。
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香り:
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フルーティー(柑橘類、リンゴ、梨など)
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スパイシー(白胡椒、クローブ)
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酸味を伴う軽いファンキーな香り(乳酸菌や酵母由来)
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味わい:
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ドライで爽やかなフィニッシュ。
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酸味、苦味、甘味がバランス良く調和。
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微炭酸で軽やかな口当たり。
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ヨロッコビールさんは地元の農家さんの柚子を使用しています。味わいや飲み口も軽やかで柔らかく、スパイシーなニュアンスの中にしっかりと柚子が効いています。アルコール度数は5.5%とありますが、飲んでいて、高アルコールな感じはしません。
力強いインパクトがあるビールももちろん好きですが、日常的に飲みたくなるのがヨロッコさんのビール。この柚子セゾンに限らず、食事に寄り添う優しい飲み心地のビールが多いです。
ナチュラルワインと一緒で「飲みやすい」というのが僕にとっての基準なのかもしれませんね。

さて、こちらの“柚子 Saison 2024”ですが、店舗での限定販売となっております。まだ少し残っておりますので、ぜひ一度飲んでみてください!