【ナチュラルワイン】ドメーヌ・オヤマダ / 祝[2022](2025/1/3)#3

【ナチュラルワイン】ドメーヌ・オヤマダ / 祝[2022](2025/1/3)#3

昨日オヤマダさんのワインのお話をしました。その中から一つワインを飲みましたので、そのお話をしたいと思います。飲んだのはこちらのワイン。

ドメーヌ・オヤマダ / 祝[2022]

小山田さんが醸す唯一のスパークリングワインです。この時期(新年)に飲むのに相応しい一本として、年明けの最初に飲まれる方も多いのではないでしょうか。

味わいは「スッキリ系」「心地よい泡」お節料理など年始のお料理とも合わせやすい。昨日も言いましたが美味しくてリーズナブルすぎるので、人気の理由も本当によく分かります。

『祝』というのは昔の村名で、明治 8 年に、上岩崎村・下岩崎村・藤井村が合併した際に、岩崎の『いわ』と藤井の『い』を足して『いわい』としたところに 『祝』の字をあてたと言われる。一説では雨宮勘解由(かげゆ)が甲州を初めて発見した場所とも言われ、日本のワイン造りの歴史から見ても、後世に残していきたい地名である。

                           ヴァンクゥールHPより

ワインの名前に関しては、フランスやイタリアなど、多くの地域では産地の名前が当てられることが多いです。この産地で採れたブドウを用いてワインを醸した、ということですね。例えば極端な例を挙げると、埼玉県で採れたブドウで「勝沼ワイン」とは名乗れないという事です。

日本でも近年ようやく法律が整備されて、産地以外で採れたブドウを使った場合、その産地を名乗ることが禁止されるようになりました。これまではアルゼンチンから輸入した濃縮ブドウ果汁で造ったワインでも、最終的な加工ちが日本国内であれば、『国産』と名乗ることができました。

雨宮勘解由(かげゆ)という名前はソムリエ試験やワインエキスパートの試験勉強をされた方は一度は耳にしたことがあるかもしれません。日本固有のブドウ品種である「甲州」を発見した人物として知られています。

『祝』という縁起の良い地名と雨宮勘解由(かげゆ)が発見した甲州の起源と良い、なんともロマンのあるワインだと思いませんか。

すぐに完売してしまうこともあり、なかなか手に入れにくいワインだと思いますが、もし見つけたら是非飲んでみてください!