ハレの日ワイン ~元旦に飲みたいワイン~
あけましておめでとうございます。
昨年末にECサイトを本格的に立ち上げました。つまりつい最近です。これから一つ一つワイン情報をアップしていく予定ですが、なにしろ実店舗のワインセラーには400~500種類のワインがあり、これから全てのワインをUPしていくという、気の遠くなる作業が待っています。それはボチボチ進めていきます。今日は「ハレの日ワイン」という事で、本日元旦にふさわしいワインをご紹介したいと思います。
1月1日「元旦」
大岡弘武 ラ・グランド・コリーヌ 日本 岡山
「ミュスカ・ダレキサンドリー 2019」
選んだ理由
・新年の最初の日なので、晴れの日の中でも特別な日。
・一年の計は元旦にあり。挑戦する人を尊敬してますし、応援したい。
日本のお正月ということで、日本ワインが良いなぁと思いました。やっぱりお正月はスパークリングワインでしょう。キメの細かい泡がグラスの底から立ち上がっていく様子は華やかな気分にさせてくれます。
昨年初めて大岡さんにお会いしました。そこで大岡さんの人柄、優しさを感じ、考え方など色々お話を聞かせていただく事ができました。
大岡さんはフランスのローヌ地方で10年以上もワインを造っていた人です。20代で渡仏、努力を重ねフランス人に認められるワインを造りました。そのままフランスに居れば、慣れ親しんだ土地でワイン造りを続けることができたのです。
しかし大岡さんは、フランスでの成功に安住せず、日本でご家族と共に新たなチャレンジをすることを選びます。これらのお話は後日機会があればまとめたいと思いますが、一つだけエピソードを。
このワインに採用されている瓶は耐圧式の瓶で、通常の瓶よりも重たく割れにくい瓶です。なぜこの瓶なのかというと、ワインの生産者にとって、飲む人に届ける事ができず、輸送過程で割れてしまう事が一番悲しい事なのだそうです。微発泡というワインの性質を考えてみても、この瓶を選択するのしかないのですが、そこで大岡さんのおっしゃった一言が心に残りました。
「CO2排出量を増やしてしまうから、本音を言えばできれば使いたくない。」
本物の自然派ワインを造る大岡さんのならでは。自分の事業だけ上手くいけばいいのではなく、常に環境の事を考えていないと出てこない言葉だと思います。だって通常の瓶と比べてたったの300gくらい重たいだけですよ。でもその積み重ねが、CO2の排出を増やしてしまう、と考えている。本当すごいなぁ。
・新年の最初の日なので、晴れの日の中でも特別な日。
・一年の計は元旦にあり。挑戦する人を尊敬してますし、応援したい。
・環境問題にも真剣に取り組んでいる。
もっとも大岡さんのワインは、応援したいと言っても、既に発売即完売するくらい人気のワインなのですが、これに環境問題の事も最後に付け加えて、元旦に飲みたいワインとさせていただきます。
初めて書いた「ハレの日ワイン」のブログいかがでしたでしょうか。ハレの日に飲みたいワイン、今後もUPしていきます。よろしくお願いします。