試飲会②

試飲会②
(昨日の続き)
僕が見てるポイントは以下の通りです。

①僕の好みに合うかどうか
②川越角屋酒店の他のワインとのバランス
③販売するイメージが湧くか

順を追って説明しますね。

①僕の好みに合うかどうか
これは言うまでもなく、川越角屋酒店のワインのラインナップを決めるので、僕の好みが反映されることとなります

僕自身が「美味しい」と感じたかどうかが一番大事になってくるわけですね。なので、ここで「ん?」って思ったワインは川越角屋酒店の棚には並ばないわけです。

また、現時点で飲んで美味しいかどうか、数ヶ月後、数年後に美味しくなっているかどうか。それも想像しながらティスティングを行なっています。

ただ、僕の好み一辺倒になってしまうと、実はそれも危険なので、

②川越角屋酒店の他のワインとのバランス

に目を向けることになります。①をクリアした、僕が飲んで美味しいと感じたワインの中で、全体的なバランスを取る方向に判断基準を照らし合わせます。

選んだワインが例えばロワールだけに偏ってないかな、とか軽いワインだけではなく、飲みごたえのある重たいワインもちゃんと含まれているかな、とか。そんな事を考えながら様々なタイプのワインをバランス良く配置することになります。

③販売するイメージが湧くか

セールストークが自然と浮かび上がってくるかどうかです。このワイン、なんてお客さんにお伝えしようかな、って考えたときに、スラスラとセリフが頭に浮かんでくるワインは、やっぱり紹介しやすいんです。それには生産者の背景など、どんな想いで作っているのかも大切になってきます。あ、もちろん価格バランスも重要です。

あと試飲会に参加する時に、僕が注意していることは、当日匂いの強いもの、味の濃いものは食べない事。お腹いっぱいで参加しない事。などです。むしろちょっとお腹が空いた状態で参加する方が味覚が敏感になる、と勝手に思っています。だから余計に酔っ払うんだろうなー。