販売データの分析をしてみたよ

販売データの分析をしてみたよ

先日書いたように販売データの分析を行ってみました。分類を1.ビール、2.日本酒、3、果実酒・・・のように大きく分けて、どの分類が店の売上に貢献していて、どの分類が貢献していないかを数字で調べてみました。肌感覚ではもちろん何が売れて、何が売れてないのか分かっているのだけど、数値化してみてみないと、分析はできないから。

今回問題なのは「リキュール」部門だ。2017年に酒屋をリニューアルしたときにワインと日本酒中心にやっていく事を決めたので、リキュールは全くノーマークでした。むしろ取り扱いをしないつもりで、処分品としてリニューアル前に売り切ろうともした分類です。

しかしいざ店を始めてみると、たまーに、本当たまーにだけどリキュールありますかって、聞かれるんです。実際、全て処分しきれなかった事情もあり、一応売場の一角にリキュールコーナーは用意しました。

でもね、少なくとも川越角屋酒店では需要が無いんですよ。リキュール。そりゃそうですよね。だってきちんと品揃えしてないんだから。これでリキュール売れないっていうのは、リキュールに失礼で、僕の怠慢以外何物でもない。

これは店の目指した方向性と、実際の品揃えに乖離があったせいです。総合的な酒屋を目指すんだったら、もちろんリキュールもしっかり取り組んで、きちんと品揃えをして戦うつもりでした。でも川越角屋酒店の目指した方向にリキュールの品揃えは必要なかったのに、店の一角にコーナーを作ってしまった僕の責任です。

広い店内で贅沢なスペースを使っているから、問題が顕在化しずらいんだけど、もし極小の売場面積しかなかったら、絶対にリキュールなんて(リキュールに罪はない)置いていなかったはずだ。なまじ広いから、そのスペースが何にも利益を生み出していない事に気付いていても、気付いていないフリができていたのだ。

本来なら、そのスペースは早く見切って違う商品を並べるべきエリアだった。限られたスペースに売れるものを並べるのは小売店の基本中の基本なのに、それをできていなかった。売場が埋まっていることと、一応リキュールを取り揃えているという酒屋としての安心感に浸りきってしまっていた。

ダメだ。こんなんじゃダメだ。

「リキュール」だけでなく、「スピリッツ」も当店の不得意分野です。今年はここにバッサリとメスを入れます。もっと必要とされている商品、買い物していて楽しくなるような商品を増やします。

3月までに少しレイアウトを変更したり、品揃えを見直したりしまーす。

川越角屋酒店が目指すのは「お酒が飲めなくったって楽しい酒屋」です。ここに立ち返ってもう少し店の中を見直してみまーす。

少しずつ良くなっていくと思うのでお楽しみにー!