イル・コッレ / Il Colle 2023.6.12
July 7 2023
July 7 2023
15世紀に建立された歴史的建造物をワイナリーとして使用している。イタリアの法律で、増築などを簡単にすることができない。地下セラーを作るのに申請から10年半かかった。
温度管理できるセラー。最近は温度が高いのでブドウ自身が熱を持っている。暑すぎる年はブドウがへたるから、その時だけ温度管理をする。リモンタージュ機械任せでなく、手でやれるように足場を作ってある。機械管理だけに任せたくない。人間の手が入れば観察することができる。発酵が急激にすすむと心配。温度管理しながら。テクノロジーやエノログを使わなくても少しだけ気をつければ大丈夫。
ロッソは2.3年熟成。ブルネッロは4年。スロヴェニア産大樽のみ使用。
ブドウが健全であるための努力はするが、セラーに入ったらできることは少ない。天候に恵まれなかったとしてもモンタルチーノの名前で、もはや売れてしまう。現状はある程度規模に見合った経営ができている。セカンドラインは作っていない。永遠の命を持つ可能性のあるブドウをどこまでセラーに持ち込むことができるかどうか。
植物自身の記憶がある。ローザカニーナ(伊)ローズヒップである薬効の匂いを2017のワインから感じた。2017は厳しい年だったので、葡萄自身が成長しながらその効果をブドウが摂取したのじゃないかな、と感じたそう。
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