バイヨラ / ビアンコ バイヨラ フォッリア [2017] Bajola / Bianco Bajola Foglia
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生産者情報
現代的な醸造に一石を投じる想像力と感性、イスキア島に唯一残った希望ナポリ湾西部に浮かぶフレグレエ群島最大の島であるイスキア島。近年は温泉地、リゾート地として有名ですが、元来は島の産業はすべてブドウ栽培で成り立っていた。当主であるフランチェスコ イアーコノは、イスキア島で生まれ幼少期を過ごした。エノロゴ(醸造家)として長く勤めてきた彼、父の死もあり親戚の残るイスキア島へ戻った際に見たイスキア島は大きく姿を変え、畑は放棄され町は多くの観光客で溢れていた。「イスキアにいる100%の造り手は、農薬、 化学肥料に頼った栽培と、完全にコントロールされた大量生産のための醸造方法でしかない。」、と話すフランチェスコ。この完全に淘汰されてしまったイスキアのワイン造りを復活させたい、そしてイスキアの原風景を取り戻すため、イ スキアの土地でブドウ栽培、ワイン醸造をスタートします。
畑の標高は200mほど、急斜面の上に開けた0.7haの畑、イスキア島の地ブドウであるビアンコレッラ、フォラステッラを植えずに、マルヴァジーア、ヴェルメンティーノ、ソーヴィニヨンブラン、ヴィオニエなど2001に植樹した。畑では一切 の農薬や化学肥料を使わずに、ビオディナミによる農法を行う。銅と硫黄物についても限りなく少ない量に留め、自然由来のエッセンスなどを代用する方法にチャレンジしている。バイヨラには小さな作業小屋はあったものの、醸造を 行うカンティーナが存在しなかった、、。この土地の景観を変えてまでワインを造るのはおかしいし、何よりも今ある環境を最大限に活用するべき、そう考えたフランチェスコ。
「Vino in Vigna」直訳すると畑のワイン、畑の中心にあった貯水槽(非常に古いもので、農業用水を貯めるために作られた)を、醗酵・熟成を行うタンクに改造。完熟したブドウは、収穫しすぐに隣接するタンクの中で緩やかに醗酵。圧搾するまで約1~2か月、醗酵が終わり果帽が沈み込んだタイ ミングで圧搾を行う。そのまま屋外のタンクで12か月の熟成。瓶内で6か月の熟成。当然ながらフィルターや清澄は行わず、一切のSO2を添加していない。それは収穫してすぐに醗酵槽に入れる、そして瓶内に残ったオリによってワイ ンが守られているから必要がない、と言い切る。醸造についてはすさまじい知識と情報量を持つフランチェスコ、しかし彼自身が本当に造りたいワインに必要なのは、知識でも技術でもない「自然と対峙する意志」と、状況を受け入れる 「柔軟性」。イスキアという特殊な土地環境を生かした無理のない柔軟な価値観と醸造哲学、イスキアのイメージを覆す、楽しみある造り手の一人です。
商品紹介
ヴェルメンティーノ、ヴィオニエ、ソーヴィニヨンブラン、マルヴァジーア ディ リーパリ、インクローチョマンゾーニ、樹齢15年。それぞれのブドウは完熟を待ってから収穫し、畑にある醗酵槽にて果皮と共に30~60日の醗酵、圧搾後10ヶ月の熟成。醸造からボトル詰めまで、SO2をはじめ一切の添加を行わない。猛烈な暑さと水不足の影響で、過熟なブドウとなった2017。醗酵温度も高く揮発酸も非常に高い、当時はピーキーで不安定さのあるワインでした。4年間ほど時間をかけたことで、高い揮発酸と果実のバランスがかなり取れたと感じます。トロピカルな果実味と染み出す旨味、軽快で心地よい酸、非常に喜べる味わいになりました。
容量 | 750ml |
タイプ | 白マセラシオン |
度数 |
12.5%
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地域
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イタリア / カンパーニャ州ナポリ-イスキア島
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生産者
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バイヨラ |
ブドウ品種
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ヴェルメンティーノ、ヴィオニエ、ソーヴィニヨンブラン、 マルヴァジーア ディ リーパリ、インクローチョマンゾーニ、 |
その他 | SO2無添加 |
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