シャンパーニュ&スパークリングワイン
グレープシップ / 朱・澱引き [2024] GRAPE SHIP / SHU[お一人様1本でお願いします]
生産者情報
私達は、岡山県倉敷市の船穂鶏尾(ふなおけいお)地区で、マスカット・オブ・アレキサンドリアという品種のぶどうを栽培しています。
土はさらさらでもなく、かといってネバネバもしていない。ちょうどその中間のほろほろ、砂じょう土と呼ばれる水はけの良い土質が特徴です。決して収穫量は多くはありませんが、実の中に甘みと香り、すべてがぎゅぎゅっと凝縮された美味しいぶどうが育ちます。
「晴れの国」とも言われるほどに、雨が少ない岡山県。日照時間とその光量も日本随一。食用ぶどうの産地としてはこれ以上の良い土地はなかなかありません。
しかし、近年には栽培を断念する農家が増加し、放棄されたぶどうの温室が目立つようになりました。せっかくの素晴らしい場所と設備をこのまま放っておく手はありません。そこで、使わなくなった温室を借り受けて、ワイン用のぶどうを有機栽培するようになったのです。
瀬戸内海をのぞむ、風通しの良い、南向きの丘で育まれたぶどうは天下一品。この大地と瀬戸内の太陽の恵みがあるからこそ、他に類をみないぶどうが生まれるのです。
大阪のフレンチ店でシェフとして働き、フランスにも渡り、そこで導かれるかのごとくワイン造りに出会ったあの日。今振り返れば、この船穂(ふなお)の地に根を下ろすことは、必然だったのではと思わずにはいられません。
日本に帰国して再び飲食の世界に身を投じたはいいものの、ワインのこと、ひいてはぶどうのことが忘れられずに、いてもたってもいられなくなった私の瞳に飛び込んできたのが、船穂での新規就農の募集要項でした。即座に申し込みをしたのは、言うまでもありません。これがマスカット・オブ・アレキサンドリアとの運命の出会いでした。人生をかけ、人生をとも駆け抜けていく相棒との日々は、ここから始まったのです。
日本に帰国して再び飲食の世界に身を投じたはいいものの、ワインのこと、ひいてはぶどうのことが忘れられずに、いてもたってもいられなくなった私の瞳に飛び込んできたのが、船穂での新規就農の募集要項でした。即座に申し込みをしたのは、言うまでもありません。これがマスカット・オブ・アレキサンドリアとの運命の出会いでした。人生をかけ、人生をとも駆け抜けていく相棒との日々は、ここから始まったのです。
そもそも、マスカット・オブ・アレキサンドリアの歴史は、相当に古い。その伝来を紐解いていけば、アフリカ大陸のエジプトにまで行き着きます。エジプトが原産のこのぶどうは、この国のアレキサンドリア港から世界各地に広まった言われています。クレオパトラも食べたと伝えられるほどに、古くから愛され「果物の女王」として名を知らしめ、その芳香で人々を虜にしてきたのです。
船穂では1886 年、明治19 年から栽培がスタート。実に134 年間、船穂の先人達が脈々と受け継いできたマスカット・オブ・アレキサンドリアの栽培。紀元前のエジプトから始まり、現在に至るまでのその歴史を思うと、今こうやって船穂で私が育てていることは奇跡なのかもしれません。
船穂では1886 年、明治19 年から栽培がスタート。実に134 年間、船穂の先人達が脈々と受け継いできたマスカット・オブ・アレキサンドリアの栽培。紀元前のエジプトから始まり、現在に至るまでのその歴史を思うと、今こうやって船穂で私が育てていることは奇跡なのかもしれません。
しかし、マスカット・オブ・アレキサンドリアは、危機的な状況に直面しています。高齢化や規模の縮小に伴い、耕作放棄が見られるようになりました。また、マスカット・オブ・アレキサンドリアにかわり、種がない手軽に食べられる品種の栽培が年々増加。一時に比べ、マスカット・オブ・アレキサンドリアの生産は激減しています。この状況のなか、私にできることは一体なんだろうと考える日々が続きました。
結果、ただひたむきにまっすぐにマスカット・オブ・アレキサンドリアを栽培して、その果実を食べた時、他のぶどうにはない香りや品のある甘みを味わってもらうこと。そしてこのぶどうから生まれるワインの美味しさを伝えること。この二つに生涯を賭けようと心に誓ったのです。
果実もワインも美味しいぶどう、マスカット・オブ・アレキサンドリア。その魅力を伝えていくことができたなら、次世代へバトンを繋げられると信じています。
結果、ただひたむきにまっすぐにマスカット・オブ・アレキサンドリアを栽培して、その果実を食べた時、他のぶどうにはない香りや品のある甘みを味わってもらうこと。そしてこのぶどうから生まれるワインの美味しさを伝えること。この二つに生涯を賭けようと心に誓ったのです。
果実もワインも美味しいぶどう、マスカット・オブ・アレキサンドリア。その魅力を伝えていくことができたなら、次世代へバトンを繋げられると信じています。
商品説明
日本ワイン 岡山県倉敷市船穂町で有機農法で育てあげた マスカット・オブ・アレキサンドリアに シラーを加えてロゼワインに仕上げました。
★お取り扱いについて ガス圧が強くなっているため、開栓時にワインが噴き出す可能性があります。以下のことにご注意いただき、開栓をお願いします。
・飲む前は必ず冷蔵庫で2~3日間、瓶を立てた状態でよく冷やしてください
・開栓時はゆっくり時間をかけて、少しずつガスを抜いてください ・開栓方法はInstagramの動画をご参照ください
■ 味わい 色調はルビーのような色合い。バラやアセロラ、マスカットやベリーの果実の香りが広がり、口に含むとザクロやイチジクのような味わいが感じられます。例年よりも発泡が強く、抜栓時はよりドライな口当たりが楽しめます。時間の経過とともに香りがさらに豊かになり、心地良い酸味と果実の味わいがじっくりと堪能できるワインに仕上がりました。
■ 醸造法 マスカット・オブ・アレキサンドリアを房ごとタンクに入れ、約2週間マセラシオン(ぶどうの皮や種、果肉を果汁に浸して、色や味を引き出す工程)。1日ピジャージュ(発酵途中に足や櫂で攪拌し、ぶどうの成分を抽出すること)ののち搾汁。シラーのうち、8月収穫分は収穫後すぐに搾汁しステンレスタンクにて熟成。9月収穫分は全除伷と全房で分け、全除伷したシラーはホーロータンクで2週間醸し搾汁。全房収穫したシラーは4日間陰干しの後、房ごとステンレスタンクで約2週間マセラシオンし搾汁。 発酵の終わりごろにアッサンブラージュ(異なるワインをまぜること)し、マスカット・オブ・アレキサンドリアのジュースを加えて瓶詰め、瓶内二次発酵。清澄剤・フィルター不使用。亜硫酸(二酸化硫黄)完全無添加。
■ ぶどうのこと ぶどうの産地、倉敷市船穂町で有機農法で育てたマスカット・オブ・アレキサンドリア、シラーを使用しています。 例年に比べ厳しい暑さが続き、ぶどうが痛む前に収穫を小分けにして行う必要があったため、マスカット・オブ・アレキサンドリアは9月中旬、シラーは8月下旬から9月中旬にかけて収穫を行いました。
■ 名前のこと マスカット・オブ・アレキサンドリアに赤ワイン用の葡萄「シラー」を足すことで生まれた、このロゼワインにふさわしい名前は何なのか。悩みに悩んだ末に出てきたのが、この名前「朱」でした。漢字一文字の名前のワインは、少々珍しいかもしれません。でも、日本で育てた葡萄から生まれた日本のワインだからこそ、漢字でそのイメージを表現できればとずっと考えていました。朱色は不老長寿や魔を払う色として、神社仏閣や宮殿に使われてきました。このワインを手にとってくださった方への「健やかな時間を過ごして欲しい」という願いも託しています。いつか海を越えて様々な国の人々に味わってもらえたとき、「朱」という名前から日本のことを思い浮かべてもらいたいと思っています。
■ ワインラベルのこと ラベルのデザインは、私が生まれ育った倉敷市の港町、児島から見える朝日の光景です。デザインは、アートスペース油亀さんにお願いしました。偶然にも私の小中学校の同級生がここで働いていたことがきっかけで、このデザインは誕生しました。同級生は、この光景が見える児島の港(児島駅東口側の港)でよく朝日を見ていたそうです。今回、ワインラベルの制作にあたり、ロゼワインの色を見てまっ先に思い浮かべたのが、瀬戸内海の島々の向こうから昇る朝日だったと教えてくれました。また、この港は私にとっても思い出深い場所です。船乗りをしていた私の父は、毎日ここから出航していたのです。「GRAPE SHIP」の仲間とワイン作りの旅へと出航した私を導いてくれる気がして、このラベルをみると果てしない航海への勇気が湧いてきます。新たな年には、新しいことに挑戦する方も多いでしょう。門出や出発を寿ぐ際にぜひ飲んでいただければ嬉しいです。
■ ワインのコンセプト 朝日は夕日。夕日は朝日。私達は同じ太陽を見ています。たとえどんなに遠く離れていても、同じ太陽の光の中で生きています。それは当たり前のことだけれど、その当たり前の日々を過ごせることは、奇跡なのかもしれません。このワインのラベルは、瀬戸内海の島々の合間をぬって昇る太陽がモチーフです。でも一方で、この太陽はどこかの国の夕日であり、またあるいは、お昼時の午後の太陽でもある。世界中のあらゆる場所で、様々な姿を見せる太陽をモチーフにしているからこそ、一年の始まりにぜひ味わっていただけたらと願っています。
★お取り扱いについて ガス圧が強くなっているため、開栓時にワインが噴き出す可能性があります。以下のことにご注意いただき、開栓をお願いします。
・飲む前は必ず冷蔵庫で2~3日間、瓶を立てた状態でよく冷やしてください
・開栓時はゆっくり時間をかけて、少しずつガスを抜いてください ・開栓方法はInstagramの動画をご参照ください
■ 味わい 色調はルビーのような色合い。バラやアセロラ、マスカットやベリーの果実の香りが広がり、口に含むとザクロやイチジクのような味わいが感じられます。例年よりも発泡が強く、抜栓時はよりドライな口当たりが楽しめます。時間の経過とともに香りがさらに豊かになり、心地良い酸味と果実の味わいがじっくりと堪能できるワインに仕上がりました。
■ 醸造法 マスカット・オブ・アレキサンドリアを房ごとタンクに入れ、約2週間マセラシオン(ぶどうの皮や種、果肉を果汁に浸して、色や味を引き出す工程)。1日ピジャージュ(発酵途中に足や櫂で攪拌し、ぶどうの成分を抽出すること)ののち搾汁。シラーのうち、8月収穫分は収穫後すぐに搾汁しステンレスタンクにて熟成。9月収穫分は全除伷と全房で分け、全除伷したシラーはホーロータンクで2週間醸し搾汁。全房収穫したシラーは4日間陰干しの後、房ごとステンレスタンクで約2週間マセラシオンし搾汁。 発酵の終わりごろにアッサンブラージュ(異なるワインをまぜること)し、マスカット・オブ・アレキサンドリアのジュースを加えて瓶詰め、瓶内二次発酵。清澄剤・フィルター不使用。亜硫酸(二酸化硫黄)完全無添加。
■ ぶどうのこと ぶどうの産地、倉敷市船穂町で有機農法で育てたマスカット・オブ・アレキサンドリア、シラーを使用しています。 例年に比べ厳しい暑さが続き、ぶどうが痛む前に収穫を小分けにして行う必要があったため、マスカット・オブ・アレキサンドリアは9月中旬、シラーは8月下旬から9月中旬にかけて収穫を行いました。
■ 名前のこと マスカット・オブ・アレキサンドリアに赤ワイン用の葡萄「シラー」を足すことで生まれた、このロゼワインにふさわしい名前は何なのか。悩みに悩んだ末に出てきたのが、この名前「朱」でした。漢字一文字の名前のワインは、少々珍しいかもしれません。でも、日本で育てた葡萄から生まれた日本のワインだからこそ、漢字でそのイメージを表現できればとずっと考えていました。朱色は不老長寿や魔を払う色として、神社仏閣や宮殿に使われてきました。このワインを手にとってくださった方への「健やかな時間を過ごして欲しい」という願いも託しています。いつか海を越えて様々な国の人々に味わってもらえたとき、「朱」という名前から日本のことを思い浮かべてもらいたいと思っています。
■ ワインラベルのこと ラベルのデザインは、私が生まれ育った倉敷市の港町、児島から見える朝日の光景です。デザインは、アートスペース油亀さんにお願いしました。偶然にも私の小中学校の同級生がここで働いていたことがきっかけで、このデザインは誕生しました。同級生は、この光景が見える児島の港(児島駅東口側の港)でよく朝日を見ていたそうです。今回、ワインラベルの制作にあたり、ロゼワインの色を見てまっ先に思い浮かべたのが、瀬戸内海の島々の向こうから昇る朝日だったと教えてくれました。また、この港は私にとっても思い出深い場所です。船乗りをしていた私の父は、毎日ここから出航していたのです。「GRAPE SHIP」の仲間とワイン作りの旅へと出航した私を導いてくれる気がして、このラベルをみると果てしない航海への勇気が湧いてきます。新たな年には、新しいことに挑戦する方も多いでしょう。門出や出発を寿ぐ際にぜひ飲んでいただければ嬉しいです。
■ ワインのコンセプト 朝日は夕日。夕日は朝日。私達は同じ太陽を見ています。たとえどんなに遠く離れていても、同じ太陽の光の中で生きています。それは当たり前のことだけれど、その当たり前の日々を過ごせることは、奇跡なのかもしれません。このワインのラベルは、瀬戸内海の島々の合間をぬって昇る太陽がモチーフです。でも一方で、この太陽はどこかの国の夕日であり、またあるいは、お昼時の午後の太陽でもある。世界中のあらゆる場所で、様々な姿を見せる太陽をモチーフにしているからこそ、一年の始まりにぜひ味わっていただけたらと願っています。
容量 | 750ml |
タイプ | ロゼ微泡(ほぼスティル) |
度数 |
8%
|
地域
|
日本/岡山
|
生産者
|
グレープシップ
|
ブドウ品種
|
マスカット・オブ・アレキサンドリア 76% シラー 24%
|
その他 |
SO2無添加、無濾過無清澄
|
*ギフトラッピングご希望の方は、こちらよりボトルサイズにあったものをカートにお入れください。
*写真は現行ヴィンテージと異なる場合がございます。
- 未成年者の飲酒は法律で禁止されています。
- 未成年者に対してのお酒の販売はいたしません。
- 実店舗での販売も行っているため、在庫がない場合がございます。
- 環境保護のため、ギフトラッピング以外では、ダンボールなどの梱包資材の再利用をさせていただく場合がございます。ご理解を賜りますようお願い申し上げます。
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