白マセラシオン(オレンジワイン)

アピウア / ラ ムヴェイズ レピュタション [2019] Apiua / La Mauvaise Reputation L.197

¥5,280 (税込)

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アピウア / ラ ムヴェイズ レピュタション [2019] Apiua / La Mauvaise Reputation L.197
アピウア / ラ ムヴェイズ レピュタション [2019] Apiua / La Mauvaise Reputation L.197

生産者情報

「ヴェルディッキオ カステッリ イエージ」と言えば、イタリアワインの中でも広くその名を知られている白の一つ。古くはピエモンテのバローロに続き、「区画(Cru)ごとの個性を表現でき る」、そう言われる可能性を見出された背景もあります。しかし、それは実現されることはなく、近年は「大量生産の代表格」として、世界中に知られる事になってしまいました。

このブドウ、そしてクプラモンターナの可能性に興味を持ったのが、当主であるロベルト カスティニャーニ。彼は元来ワインの 造り手ではなく、建築デザインを生業としてフランス、パリで暮らしていました。その時に出会った「ヴァン ナチュール」に衝撃を 受け、ワイン造りの世界へ飛び込んだという人物。 次第にワインを飲むだけではなく、その魅力を体験したいと考えるようになったロベルト。当時、最も親しかったジル・アゾーニ (Le Raisin et L‘Ange)で働かせてもらい、2度の収穫、醸造を経験。イタリアへ戻り、妻フランチェスカの故郷であるマルケ州、クプラ モンターナに移住。そこでヴェルディッキオの魅力、クプラモンターナのポテンシャルを感じ、ワイン造りを決意。

2018年、唐 突ながらマンチャーノ(Manciano)にある高樹齢の畑(3ha)を手に入れたロベルト。結果、資金の大半を使い果たしてしまったた め、カンティーナ、醸造設備など、ほとんど資金がない状況でのスタートとなります。 クプラモンターナは標高500m を越える土地で、勾配が激しく斜面に富んだ畑が多い。そして石灰質、粘土質が豊かで、石 灰の影響で土地が白く見えるほど。最も有名なサン ミケーレ(San Michele)は石灰、粘土が大半で白亜質がみられることが特徴。標高が最も高く、日照に恵まれた土地。それに比べ、 マンチャーノは斜面が多く、ポジションによって地質が複雑に変わるのが特徴。谷間に位置する場所も多く、日照は決して恵まれているとは言えません。「しかし、それが近年イタリアの 猛暑の影響を受けにくい」、そう話すロベルト。地質は同じく石灰が多く、砂質が多く入り、粘土質、マール(泥炭岩)、白亜質と複雑に入り混じった個性を持っています。

畑は合計3ha、上下に分かれ上の畑(1976植樹、ヴェルディッキオ、トレッビアーノ少し、マルヴァジーア少し)と、下の畑(1960植樹、ヴェルディッキオ、マルヴァジーア 2列)、畑で は基本耕すことはなく、雑草が茂ってきた場合のみ、年に 2~3度刈り取るのみ。銅と硫黄についても最低限の使用に抑え、自然環境を尊重した栽培を徹底。また、特筆すべきは高樹 齢の畑のため、新しい苗木は植えず、プロヴィナージュによって植樹を行う。フィロキセラの問題はもちろんゼロではないが、「フィロキセラの大流行より 150年経った今、当時のようなリ スクが同様にあるとは思っていない。周囲の畑もみんな台木を使っているのなら、蔓延も起きないのではないか?」そう考えるロベルト。そして何より、やはりピエ ディ フランコ(自根)の もつ魅力(樹のバランス感、果実の表現力の強さ)にとても興味があると話す彼。

醸造についてはジル アゾーニで働いた経験、そして自身が畑で感じるものをベースとし、「ワインは畑で造るもの、ブドウは美しさよりも健全さ」、を大切にしている。「長い時間をかけ た醗酵の中で、酵母が死に、新しい酵母へと引き継がれながら続いていく、、、。同じブドウだとしても、隣り合う樽それぞれで、醗酵の表情も違うし結果も異なる。決して同じ現象が起き ないもの。はじめから、何か添加物を加えたワイン造りは頭の中にない」。教わるだけでなく、自身の体験から学び、先駆者の言葉に確信を持ち、迷わずワイ ン造りを行うロベルト。

今回入荷の 2019 がファースト ヴィンテージとなります。 2019 で 4000本強の生産。2020 も 5000 本程度。生産量の少なさはもちろん、カンティーナの狭さは驚愕に値します、、、。まさにガレージを間借りし て造られるワインでありながら、豊かなインスピレーションと、高いポテンシャルを備えたヴェルディッキオ。これがファースト ヴィンテージだという事実は、想 像を遥かに超え、初めて体験するような感覚でした、、。彼らのこれからが本当に楽しみであり、まだあまり良い造り手が少ないマルケに、新しい可能性を見 せてくれる素晴らしい造り手です。


商品紹介

高樹齢の畑のヴェルディッキオで造られる「ラ ムヴェイズ レプュタション」、フランスのシャンソン歌手、ジョルジュ ブラッサンスの楽曲タイトルより。自身の ワイン造りの「始まり」と言えるフランスに敬意を表して。ヴェルディッキオの個性を最大に表現するため、果皮と共に 5~7日のマセレーション。絞るタイミング は「果皮の要素が最大限に抽出されたタイミング」。初めての年は 2 つのロットを別々にボトル詰め(ヴェルディッキオ単一がL197、2列分のマルヴァジーア が入っているのが L172)。L172 は、ヴェルディッキオの持つ厚いタンニンと酸、ミネラルはワインに大きな骨格をもたらし、そこにマルヴァジーアのアロマ、ヴ ォリュームが肉付けされている。奥行きとアロマのバランス感が素晴らしいワイン。「だから古い畑はこの 2種類を混植しているのだと直感した」そう話すロベル ト。そしてヴェルディッキオ単一でボトル詰めした L197、派手さはなくストレートに奥行きを感じる白。アロマティックさやバランスというよりも、時間と共に奥深く 開いてゆく中に、ある種の「偉大さ」のような、素晴らしい奥行きを感じます。 正直今まで、、これほどの個性、存在感を持つヴェルディッキオを飲んだことはありませんでした。決して失われない強い酸、土地由来の強靭なミネラル。そして果皮の持つ豊富な タンニンは、長期熟成を安易に想像させる可能性を持った白です。

ヴェルディッキオ、樹齢60年程度。収穫後、除梗して果皮と共に7日間の醗酵を行う。 圧搾後、オリの上で 6 カ月以上の熟成。途中、酵母添加、温度管理、SO2 など一切の 添加を行わない。周囲からの目や噂に臆することなく、自分の信じた道を進むという、ロ ベルトの覚悟を込めたワイン。 初めてのヴィンテージという事で、実験的に単一で醸造、ボトル詰めを行ったロット。マル ヴァジーアに感じるアロマやバランス感はないものの、より奥深い芯の太さ、時間と共に 感じるあじわいの複雑さ。どちらのロットも甲乙つけがたい素晴らしい味わいです!

 

容量 750ml
タイプ 白マセラシオン(オレンジワイン)
度数
12.5%
地域
イタリア / マルケ
生産者
アピウア
ブドウ品種
ヴェルディッキオ
その他


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*写真は現行ヴィンテージ(年)と異なる場合がございます。

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アピウア / ラ ムヴェイズ レピュタション [2019] Apiua / La Mauvaise Reputation L.197
アピウア / ラ ムヴェイズ レピュタション [2019] Apiua / La Mauvaise Reputation L.197