ヴィットーリオ・グラツィアーノ / サッソスクーロ [2020] Vittorio Graziano / Sassoscuro
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生産者情報
ランブルスコ モデネーゼの生ける伝説、ヴィットーリオ グラツィアーノ。この地域で誰よりも早く土地の可能性、地品種の大切さに気付き、栽培、醸造方法を守り続けたヴィットーリオ。地域の伝統に忠実 であり、さらに栽培・醸造において人為的な介入を行わない、ブドウ由来の味わいを尊重した彼のランブルスコやフリッツァンテ。畑では自然環境をメインに考え、不耕起、無肥料による草生栽培を実践。人 為的な介入を最小限に抑えることで、ブドウそれぞれの持つ個性(野性味)を引き出す。ブドウについても畑に残っていた古樹より自ら苗木を取り、クローン選抜される以前のランブルスコ グラスパロッ サ、サラミーノ、ソルバーラ。他にも貴重な地品種が彼の畑には残っている。
醸造においてもその考えは一貫しており、酵母添加や温度管理、ステンレスタンクやポンプなど人為的な介入をしない方法にこだわる。一般的な瓶内醗酵のワインと一線を画すヴィットーリオの手法は、醗酵 が止まった時点ですぐにボトル詰めを行うのではなく、最低でも翌年の春、長いものはさらに12か月間タンクの中で熟成を行い、原酒として出来上がったものを春先にボトル詰め。気温の上昇に合わせて瓶内 で再醗酵を行うという独自の手法。原酒の性質、オリの力を見極められる彼だからこそできる方法と言っても過言ではありません。
瓶内醗酵でありながら、オリのネガティブな要素が一切感じられない彼のフリッツァンテ。希少なスティルワイン、タルビアナーツとサッソスクーロ。モデナに残る伝統的な醸造のオマージュであり、どちらもかなりハイリスクな醸造方法。そこには彼の「毎年リリースすることが叶わなくてもいい、特別なものだからこそ最高のものだけを」、それで、いわばお酢になりかけてしまったワイン達は、そのまま酢酸醗酵させてワインヴィネガーにしてしまうという彼の潔さ。彼独自の哲学の元、常識に縛られない手法によって造られたワイン。必要な事だけ行う、自然環境を優先した栽培と、独創性豊かな醸造哲学。他にはない個性と圧倒的な味わいを持ったワイン。素晴らしい造り手の一人です。
商品紹介
もう50年近く昔の話ですが、当時20 歳だったヴィットーリオ。放棄されていく近隣のブドウ畑を回り、この土地の地品種を残すために自分で苗木を 作り、自分で手に入れた 1ha の畑に植樹。その畑が「Sassoscuroサッソスクーロ」であり、植樹された 7種類のブドウの大半は現在、彼の畑以外で 見ることはできないという事実、、。 それほど早い時期から現在と変わらない哲学を持ち、「工業的なランブルスコ」と戦い続けてきたヴィットーリオ。この 7 種類のブドウはどれも非常に 個性的、、、。糖分・色素が濃いマルボや、どれほど暑い年でも酸を失わないサラミーノ、収穫する時期にしても 1 か月以上違いがあります。早い段階 で完熟するブドウから収穫し、果皮と共に醗酵。その後2~3回に分けて収穫したブドウを段階的に加えていく、、、。収穫時期は毎年異なるので、必ずではありませんが、「7種のブドウ が1つの樽で醗酵する」という考えによって造られる、特別な赤ワイン。今回は 2020 ヴィンテージがリリースとなりました。完熟したブドウの多様な香り、これまでのヴィンテージに比べる とやや酸は穏やかで濃密で丸みを持った印象。強い酒質を感じさせない複雑さ、香りの深さを持ちつつも、非常にスムーズな口当たりを感じる味わいです。
容量 | 750ml |
タイプ | 赤 |
度数 | 13.5% |
地域 |
イタリア / エミリア・ロマーニャ |
生産者 |
ヴィットーリオ グラツィアーノ |
ブドウ品種 |
グラスパロッサ、マルボジェンティーレのほか 5種類、計7種類のモデナ近郊に残る地ブドウ |
その他 |
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