ニコリーニ / マルヴァジーア[2019]Nicolini / Malvasia
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生産者情報
ニコリーニは、トリエステの東のムッジャというイタリアの一番端っこ、スロヴェニアとの国境の港町にある家族経営のワイナリーです。当主のジョルジョ、奥さんのロッサーナ、息子エウジェーニオとジョルジョのお父さんの4人で、ヴォドピーヴェッツ同様にカルソの石灰岩質の畑で恐ろしく凝縮したワインを生産しています。
ムッジャはもともとオーストリア領だったこともあり、自家製のハムやチーズをつまんでもらいながらワインを提供する、オスミツァと呼ばれる農家居酒屋(?)が近年まで地域の伝統として残っていた場所で、ニコリーニ自身も数年前までオスミツァを経営し、豚を飼い、ハムやサラミを自ら仕込み、それらを供し、そして生産するワインの大半をオスミツァで消費していました。その為ごく少量しかボトリングせず、ボトリングされたワインの大半をヴィナイオータにロマーノ レーヴィを分けてくれているオッターヴィオ氏が買い取っていたために、同じフリウリのうちの造り手たちでさえその存在を知りませんでした。今現在はオスミツァを閉め、全てのワインをボトリングし販売しており、年間生産量は5000本ほど。加えて、蒸留する免許も持っており、小型の直火式蒸留機で自らのヴィナッチャを使用してグラッパも生産しています。
伝統を重んじ、今や全くと言って良いほど栽培されることがなくなった品種、モスカート ジャッロ イストリアーノ、ボルゴーニャ ネーラ、ピッコラ ネーラを自らの畑でセレクションマッサルを行い、それらの品種を絶やさないように株分けも行っており、畑では化学的な農薬に頼らず、ワイナリーで必要最小限の酸化防止剤を使う以外は極めてナチュラルな醸造を心掛けています。
商品紹介
マルヴァジーア イストリアーナは、ギリシャのペロポネソス半島の小島モネンバシアが起源とされ、ギリシャから陸伝いにフリウリに伝播した、香り華やかなブドウ品種。1300年代にはフリウリの南部で広く栽培されるようになり、今ではヴェネト、エミリア ロマーニャ、サルデーニャ、トスカーナと様々な地域で栽培が行われている。同じマルヴァジーアであっても、アロマティカ ディ カンディアはギリシャのクレタ島(昔の呼び名がカンディア)から海伝いにシチリアへ伝播したと考えられている。イストリアーナは、「イストリアの」又は「イストリア人」という意味で、現在クロアチアとなった旧ユーゴスラビアのイストリア半島の人々が好んだブドウとしてマルヴァジーア イストリアーナと名付けられた。
マルヴァジーアで複数のワインを仕込んでいるが、フラッグシップにあたるこのワインに使われるブドウは海抜180mの畑、平均樹齢約30年のもの。除梗後木製の開放醗酵槽に入れ、36~48時間のマセレーションとアルコール醗酵、ステンレスタンクで8ヶ月醗酵の続きと熟成を行い、ノンフィルターでボトリング。二酸化硫黄は移し替えのタイミングで極少量のみ添加。瓶内で1年間ほど熟成させてからリリースされる。
容量 | 750ml |
タイプ | 白(マセラシオン) |
度数 |
14.5%
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地域
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イタリア / フリウリ
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生産者
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ニコリーニ
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ブドウ品種
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マルヴァジーア イストリアーナ |
その他 |
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