ヴァルテル・デ・バッテ / アルモジェ [2017] Walter de Batte / Harmoge
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生産者情報
リグーリア東部、ラ スペツィア近郊。チンクエ テッレと呼ばれる地中海に面した5つの町。急斜面の固い岩盤を砕いた際に出た砂を土壌としてブドウ畑を作るという非常に過酷な環境。ワインを造るだけでも貴重といわれる環境の中、薬品類や肥料に頼るのではなく、自然環境を尊重し、土地、ブドウ樹の自然バランスを尊重したブドウ栽培を行っている。ただでさえ希少なブドウであるにもかかわらず、そこからさらに収穫量を抑え、果実の凝縮、完熟したブドウから表現されるチンクエテッレの個性。僅か0.7haの畑から収穫、ワインとして出来上がるのは僅か2000~3000本。一切妥協のない栽培・醸造哲学により生み出される彼のワイン。2007年を最後にDOCから離脱。これまでの栄誉や肩書きをすべて捨てこれから先の可能性を追求するべく、「Primaterra」としてゼロからのスタートを切ったヴァルテル。一つのワインから、土地を表現するだけではなくもっと幅広い世界観を表現しようというヴァルテル デ バッテ。これまで以上の独自性を感じつつも、それを十分に感じさせる味わい、凄まじいポテンシャルを秘めたワインです。
リグーリア東部、ラ スペツィア近郊。近年世界遺産に登録さ れたことでも注目されましたが、ワイン造りの歴史は古く、1100 年代にはブドウ栽 培・ワイン醸造の記述も残る、歴史ある土地。平地がなく、土地も痩せているチン クエ テッレ。岩盤を砕いた際に 出た砂を土壌としてブドウ畑を作った、という非常に過酷な環境。それでも、潮風と ミネラル豊富な土壌から生まれるブドウ、ワインは中世の時代より価値を見出さ れ、希少なワインとして評価されてきました。 あまりにも急な斜面、トラクターなどが入る余地はなく、栽培から収穫まですべて が手作業。栽培面積の少なさ、過酷な環境、多大な労力を必要とするチンクエ テッレのワインは、それだけで希少かつ特別な存在といってもいいでしょう。
白ブドウはブドウ品種によって収穫時期が大きく変わります。果皮の弱いヴェルメンティーノや アルバローラは9 月末~10 月初。ボスコは10 月末まで分厚い果皮が完熟す るのを待ちます。果皮と共に約1 週間弱、野生酵母による醗酵を促します。圧搾 したタイミングでアッサンブラージュ。その後、オリと共に24 ヶ月シュール=リーの 状態で熟成。醗酵が終わりきる前に合わせることで、ワインとしてより一体感を得る ことができる。そして醗酵の過程でオリに移った要素をすべてワインに戻すための シュール=リー。オリに問題が起きなければ、アッサンブラージュからボトル詰めまで、一度もオリ引きを行わないといいます。 ブドウ自体のポテンシャルの高さはもちろんですが、これほど長いシュール=リーに耐えるだけのバランス感。「早い段階でア ッサンブラージュすることで、醗酵の最期を一緒に終えることができる。それはワインに一体感を生みだす。そして、長い期間 オリと触れることでオリ由来の味わいや複雑味、香りをワインの戻すことができる。
最も可能性を感じているグラナッチャとシラーより造られるÇericò セリコ。海に切り立った標高500m の土地に 2001 年に植樹。グラナッチャにとって必要不可欠な海からの風と、昼夜の気温差をもった特異な環境にて栽培。ゆっくりと 成熟する果実を収穫するのは早くても10 月中旬以降、長い時間をかけて熟成した果実のみを収穫。そして成熟した果皮 を存分に表現するため、果皮と共に60 日~70 日に及ぶ醗酵、そして木樽にて約36 か月の熟成。一つのワインを造るた めに、これほどこだわった栽培哲学、醸造からリリースまでに費やす時間、すべてにおいてケタ外れのワイン。非常に個性的 な香り、果実の密度は白に負けずに高く濃密でありながら、柔らかみ、バランス感を決して失っていない。繊細さ、奥行きの 深さを感じるワイン。 過酷な環境、限られた土地。チンクエテッレという名前だけで希少かつ高価といわれる現実に逆らい、VdT として徹底した栽 培・醸造、ブドウへのこだわりによって生み出されるヴァルテル デ バッテのワインは、味わいを含めそれ以上の価値を持った 素晴らしいワインです。リリースされるワインの少なさは常軌を逸しているレベル、、。リグーリアを代表する「唯一無二の造り 手」といっても過言ではないでしょう。
商品紹介
ブドウごとに完熟を待ってから収穫。それぞれ果皮と共に約5日 の醗酵、圧搾後500L の木樽にて醗酵を終え、そのままオリと共にシュール=リーの 状態で 36 ヶ月、ボトル詰め後 12 か月の熟成。DOC はないものの、チンクエ テッ レと同じブドウ、伝統を忠実に踏襲しつつも、華やかさ、美しさをもった、いわゆる世界 から見られるチンクエ テッレという立ち位置を持ったワイン。暑い年特有のヴォリュー ムと、シュール=リーによる厚みと酒質。長い熟成によって一体感、複雑さを感じる 味わい。
容量 | 750ml |
タイプ | 白マセラシオン(オレンジワイン) |
度数 |
13.5%
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地域
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イタリア / リグーリア
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生産者
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ヴァルテル デ バッテ |
ブドウ品種 |
ボスコ 45%、ヴェルメンティーノ 20%、アルバローラ 20%、 ロッセーゼ ビアンコ 15%、樹齢20年 |
その他 |
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