グレープシップ / mellow [2023] イエローラベル GRAPE SHIP / mellow yellow label[お一人様1本でお願いします]
生産者情報
私達は、岡山県倉敷市の船穂鶏尾(ふなおけいお)地区で、マスカット・オブ・アレキサンドリアという品種のぶどうを栽培しています。
土はさらさらでもなく、かといってネバネバもしていない。ちょうどその中間のほろほろ、砂じょう土と呼ばれる水はけの良い土質が特徴です。決して収穫量は多くはありませんが、実の中に甘みと香り、すべてがぎゅぎゅっと凝縮された美味しいぶどうが育ちます。
「晴れの国」とも言われるほどに、雨が少ない岡山県。日照時間とその光量も日本随一。食用ぶどうの産地としてはこれ以上の良い土地はなかなかありません。
しかし、近年には栽培を断念する農家が増加し、放棄されたぶどうの温室が目立つようになりました。せっかくの素晴らしい場所と設備をこのまま放っておく手はありません。そこで、使わなくなった温室を借り受けて、ワイン用のぶどうを有機栽培するようになったのです。
瀬戸内海をのぞむ、風通しの良い、南向きの丘で育まれたぶどうは天下一品。この大地と瀬戸内の太陽の恵みがあるからこそ、他に類をみないぶどうが生まれるのです。
日本に帰国して再び飲食の世界に身を投じたはいいものの、ワインのこと、ひいてはぶどうのことが忘れられずに、いてもたってもいられなくなった私の瞳に飛び込んできたのが、船穂での新規就農の募集要項でした。即座に申し込みをしたのは、言うまでもありません。これがマスカット・オブ・アレキサンドリアとの運命の出会いでした。人生をかけ、人生をとも駆け抜けていく相棒との日々は、ここから始まったのです。
船穂では1886 年、明治19 年から栽培がスタート。実に134 年間、船穂の先人達が脈々と受け継いできたマスカット・オブ・アレキサンドリアの栽培。紀元前のエジプトから始まり、現在に至るまでのその歴史を思うと、今こうやって船穂で私が育てていることは奇跡なのかもしれません。
結果、ただひたむきにまっすぐにマスカット・オブ・アレキサンドリアを栽培して、その果実を食べた時、他のぶどうにはない香りや品のある甘みを味わってもらうこと。そしてこのぶどうから生まれるワインの美味しさを伝えること。この二つに生涯を賭けようと心に誓ったのです。
果実もワインも美味しいぶどう、マスカット・オブ・アレキサンドリア。その魅力を伝えていくことができたなら、次世代へバトンを繋げられると信じています。
商品説明
味わい
グラスに注ぐと、レモン・青リンゴ・ハーブなどの芳醇で爽やかな香りと、マスカット・カリンの甘い香りが広がります。すっきりとした酸と微発泡で、飲み口がさっぱりとしたワインになりました。
醸造法
ぶどうの産地、倉敷市船穂町で有機農法で育てたマスカット・オブ・アレキサンドリアだけを使用。果実を丸ごとバスケットプレスにてプレス。小樽での発酵終了後、果汁を加えて瓶詰め。瓶の中で再発酵が起こり、発酵中のガスをそのまま閉じ込めました。清澄剤不使用、亜硫酸無添加。 ※バスケットプレス=ぶどうの種をつぶさない繊細な抽出方法。
ぶどうのこと
2023年は梅雨の期間が長かったため病果が多くなり、収穫量が2022年と比べ少なくなった年でした。病果を外すことで全体の収穫量が減りましたが、ぶどう一つ一つに凝縮感が生まれ、初秋は天候に恵まれたため、結果的に良い年となりました。このワインは今後、私たちのチャレンジワインとしてリリースしていく予定です。毎年違った味をお届けしたいと思っておりますのでよろしくお願いいたします。ワインを通じてマスカット・オブ・アレキサンドリアの可能性をもっと広めていきたい、多くの人に知ってほしい。そんな想いをこめてワイン造りに今後も取り組んでまいります。
名前のこと
子どもの頃によく飲んでいた炭酸飲料。シトラスの味わいに衝撃をうけた飲み物に、「メロー」という言葉が使われたものがありました。大人になっても忘れられないほど、思い出に残っています。私が醸したこのワインも、「またあのワインが飲みたい」と思い出してもらえたならと願ってやみません。この言葉は、果物が熟している様子、香りや甘みが豊かな様子、或いはお酒を飲んで陽気になったり、寛いだ気持ちになることも意味します。このワインを手にとってくれた人の思い出に残ってほしい。熟したぶどうから生まれたワインを飲んで陽気な気持ちになり、寛いだ時間を過ごしてほしい。そんな想いをこめて「mellow」と名付けました。
ワインラベルのこと
ラベルのデザインは、「朱」に引き続き、アートスペース油亀さんにお願いしました。私の娘を描いたこのラベルには、「見守る」という意味が込められています。手に持つスコープで、彼女は様々な光景を見守っています。ぶどう畑の様子、ワインの醸造の様子、ワインを飲んで楽しんでいる人の様子。名前の通り、たくさんの人々が「mellow」な気持ちになっているか。陽気になって寛いで、心地よい時間を過ごしているかを、スコープを通して見守っています。
船穂の大地、太陽の恵み
私達は、岡山県倉敷市の船穂町鶏尾地区で、マスカット・オブ・アレキサンドリアという品種のぶどうを栽培しています。土はさらさらでもなく、かといってネバネバもしていない。ちょうどその中間のほろほろ、砂じょう土と呼ばれる水はけの良い土質が特徴です。決して収穫量は多くはありませんが、実の中に甘みと香りがぎゅぎゅっと凝縮された美味しいぶどうが育ちます。「晴れの国」とも言われるほどに、雨が少ない岡山県。日照時間とその光量も日本随一。食用ぶどうの産地としてはこれ以上の良い土地はなかなかありません。しかし、近年には栽培を断念する農家が増加し、放棄されたぶどうの温室が目立つようになりました。せっかくの素晴らしい場所と設備をこのまま放っておく手はありません。そこで、使わなくなった温室を借り受けて、ワイン用ぶどうの有機栽培を開始。2021年には醸造所も完成しました。瀬戸内海をのぞむ、風通しの良い、南向きの丘で育まれたぶどうは天下一品。この大地と瀬戸内の太陽の恵みがあるからこそ、他に類をみないぶどうが生まれるのです。
GRAPE SHIPワインを美味しく味わうために
醸造では、ワイン本来の香りや味わいを最大限に引き出すため、「無濾過」で瓶詰めをしています。そのためボトルの中には大小の澱や濁りが含まれます。これらはワインに旨みが詰まっていることの印であり「美味しさが見える」状態であると言えます。大きい澱が多く見られるワインもございますが、すべてぶどう由来の成分や酵母が固着したもので、ご飲用いただいても問題はございません。気になる場合は瓶底に静かに沈めて、澱が入らないようにゆっくりとグラスにワインを注ぎお楽しみください。
GRAPE SHIPのナチュラルワインは、製造から販売まで温度管理しております。お買い上げ後は気温の変化などによる品質の劣化を防ぐために、14度以下の冷暗所で、ボトルを立てたまま保管するのがおすすめです。ワインセラーがないご家庭では、冷蔵庫の野菜室で保管すると、美味しく味わえる期間をより長く保つことができます。
松井一智 / Kazunori Matsui
容量 | 750ml |
タイプ | 白微泡 |
度数 |
8.5%
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地域
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日本/岡山
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生産者
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グレープシップ
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ブドウ品種
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マスカット・オブ・アレキサンドリア 100%
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その他 |
清澄剤不使用、亜硫酸無添加
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*ギフトラッピングご希望の方は、こちらよりボトルサイズにあったものをカートにお入れください。
*写真は現行ヴィンテージと異なる場合がございます。
- 未成年者の飲酒は法律で禁止されています。
- 未成年者に対してのお酒の販売はいたしません。
- 実店舗での販売も行っているため、在庫がない場合がございます。
- 環境保護のため、ギフトラッピング以外では、ダンボールなどの梱包資材の再利用をさせていただく場合がございます。ご理解を賜りますようお願い申し上げます。